#金沢玉川図書館

世界しあわせ紀行

「フェーンホーヴェン博士、あなたは生涯をかけて幸福について研究しています。

どうかその成果を教えて下さい。幸せになる秘訣を教えて下さい!」


最初の訪問地オランダ、著者のこころの声が旅の目的を物語る。

どこの国の人がより強い幸福感を抱いているのか?


現時点での幸福度を測る方法ー

「あなたはどのくらい幸せですか?」
と過去40~50年にわたり世界中でこの質問を繰り返してきたもの

かなり旧式でアナログな方法である。

訪問国は十か国

オランダ ー スイス ー ブータン ー カタール ー アイスランド
 ー モルドバ ー タイ ー イギリス ー インド ーアメリカ

「タイはマーペンライでだいたい済んでしまう」

「カタールは金も時間もあるが幸せではないのでは」

「モルドバは文化がないから幸福度が低いのでは」

「インドは前世の行いが悪いと貧しくなると考える」

「スイスやアイスランドはTAXヘイブンとして顔があるから」

「所詮アメリカ人の尺度としてのエッセイ」

参加者からは
それぞれ注目した国に対しての感想が述べられる

歴史 ー 文明 ー 文化 ー 神話

日本人が古えから大切につないできたもの



自然と人とのつながり 

ものの あわれ


あらためて考えながら 

世界地図をひっぱりだし

世界紀行をこころみる





アルジャーノンに花束を

けいかほうこく 手術の前

3/11 水洗 →推薦

経過報告 手術後

3/13 …ぼくわ、

3/15 …ぼくは、

いったい元の英文はどんなものなのか

画家 山下清の放浪日記を参考に

たどたどしく翻訳されたチャーリーの言葉の数々

ウォレン養護学校での会話

「己の一部とはどういう意味です?」

「……時間と愛情を与える者は、」

物語の中盤

経過報告 8月26日

人為的に誘発された知能は

その増大量に比例する速度で低下する

これを機に

チャリーの知能は 下降線を描くように

以前の白痴へと戻ってゆく

成人センターのクラスに座る

泣きながら教室から出てゆくアリスに

切なさを覚える

チャーリーは救われなかったのか

ハッピーエンドだったのか

幸せは 人それぞれ ものの見方