「フェーンホーヴェン博士、あなたは生涯をかけて幸福について研究しています。
どうかその成果を教えて下さい。幸せになる秘訣を教えて下さい!」
最初の訪問地オランダ、著者のこころの声が旅の目的を物語る。

どこの国の人がより強い幸福感を抱いているのか?
現時点での幸福度を測る方法ー
「あなたはどのくらい幸せですか?」
と過去40~50年にわたり世界中でこの質問を繰り返してきたもの
かなり旧式でアナログな方法である。
訪問国は十か国
オランダ ー スイス ー ブータン ー カタール ー アイスランド
ー モルドバ ー タイ ー イギリス ー インド ーアメリカ
「タイはマーペンライでだいたい済んでしまう」
「カタールは金も時間もあるが幸せではないのでは」
「モルドバは文化がないから幸福度が低いのでは」
「インドは前世の行いが悪いと貧しくなると考える」
「スイスやアイスランドはTAXヘイブンとして顔があるから」
「所詮アメリカ人の尺度としてのエッセイ」
参加者からは
それぞれ注目した国に対しての感想が述べられる
歴史 ー 文明 ー 文化 ー 神話
日本人が古えから大切につないできたもの
自然と人とのつながり
ものの あわれ
あらためて考えながら
世界地図をひっぱりだし
世界紀行をこころみる