「この会は とくに閉館後の図書館の雰囲気も 楽しんでもらうように…」
19:00時過ぎ 事務局の方の声も響く。
来館者がいなくなって
さらに静かになった空間は、 取り囲む本達もこちらに何か語り掛けているよう

著者をエロスとグルメと評する人
漆の美しさや日本の風土を 文学を通じて評する人
蝋燭の灯り薄暗さで金の色を述べる人
日本建築は屋根…西洋建築は壁…光の入り方や構造の違いを例に出して この本は建築家のバイブルでもあるという人
集まった十数名、
人それぞれの視点
感想の数々に頷く事ばかり。
本文の終盤 「われわれにだけ課された 損は 永久に背負っていくものと…」
その損とは何を指すのか
日本人として
他が真似ができない見方考え方
白い肌の微かな翳り
損得の損とは考えずに
まあどういう工合いになるか、試しに電灯を消してみよう
静かのに過すことを習へ
古聖のことばなり