#服部龍生

六弦 フレットレスベースII

推定樹齢 五百五十年以上

市指定保存樹林の御神木に迎えられ

お祓いの後 

神さまの前でお社の中にて演奏スタート

「オープンマインド!」

「エレキベースのソロは

歌詞も歌もなくて ただ演奏だけなんですけど…」

「音楽は ルールとか知識が必要なのでははないかと考える方がいらっしゃると思いますが」

「誰でも自分が生きてきた経験 思い出 風景があって 

それを基に 聴いた音 素直に感じとっていただければうれしいです…」

曲がすすむなか

次の音はこうくるかなと思う中

予想とは

まるで違う方向の旋律へと持っていかれる

それは

やがて心地よい響となる

まるで一つの絵画や彫刻を仕上げるように

六弦フレットレス・ベース

それはまるで 絵を描くように 音を紡ぐ

演奏と演奏の間

「主役は 演奏者ではなく それを聴いてくださる方々で

 演奏は65%ぐらい 35%は持って帰っていただいて…」

オリジナルのインストメンタル

 歌詞や言葉もない ピアノやドラムといった楽器達もない

  ソロ演奏のイメージもメッセージもとくにないという

「個々のイメージ 今まで持っていた情景おもいを 掘り起こしてほしい」

「演奏はそれを手伝うための手段・・・」

6弦ベースのソロ

       楽器一本が奏でる妙技


           能にも似た世界 幽玄の世界