#ふくのぶっくくらぶ

水中の哲学者たち

「哲学って 難しいそうで 

なんか とっつきにくくって

でも考えてみたかったんです…」

ーーー課題本として選んだ理由ー

「〈哲学〉と題した本なのに

の初版からわずか約三年半に

二十一刷も出版されていて なんかあると…」

P35 よく用いる哲学ルールの一つ

『〈結局ひとそれぞれ〉にしない』

「地域のコミュニティに参加してる時

仕事の時なんかもそうなんですけど

『人それぞれだよね』って 考えたり 言ってしまったり」

「けれど それで終わっては

いけないなぁと思うから…」

P103  私たちは急いでいる 速度を求めている より膨大な成果を

ーーーだが 哲学対話は 待て とも言う

P130 哲学とは なんで と問うこと

P257 問うことは まさに哲学そのもの

問自体も問に付され 問い返されていく

P233  考えたいから聞きたい

もっともっと 自分の思考を深めたいから

P92 どうか変わることをおそれないでください

P234  みなさんいつも生まれ変わっていますから安心してくださいね

ーーー福岡伸一著の 動的平衡 か?!

一冊の本を前にして

皆が集まって 聴き合って 考え合う

ここ ぶっくくらぶ も

立派な哲学対話 の場

時をかけるゆとり

P,256  「ぎゃー!!」

直木賞をもぎとった語彙力を駆使して

その時の気持ちを的確に表現

ーーー直木賞で浮かれていたら(男性作家としては史上最年少)尻が爆発するより

ゆとり世代からZ世代へ

ちょうど移り変わる

同年代の参加者からは 

次々に共感がー

「学生時代 自分にもあったなぁと 

 一緒に笑える」

P,242- 自分の文章に酔ってない⁈

「自分が酔っているのはわかっていて 

それを俯瞰的に見ていて 

受け入れているところに好感が持てる」

「斜に構えたような スかした感じが

うん わかるわかる… 感じかなぁ」

では この素敵な世代の親たちはどうか?

P,128- 母親がいろいろと間違う

歳を重ねるごとに 女性はおもしろくなってゆく…

おかんはいつの時代も愛すべきかな

「そう 歳を重ねるにつれて

 〇〇やったつもり 

 〇〇したはずなのに 」

「そうなってない…」

おかん世代の自分にも

ツッコミ入れつつ

その観察力に 感心頻り

Screenshot

カフネ

県立音楽堂 ーーー いつものカフェにて

P265「みんないなくなっちゃう」

不覚にも涙がポロポロポロ…

最後のクライマックス

電柱でせつなが佇んでいる

ーーー 涙が止まらない

主人公せつなと 

推しの

伝説の家政婦タサン志麻さんが重なりあう

シックな本のジャケットに

2025年 本屋大賞受賞 32万部突破

蛍光色の帯の キャッチコピーが踊る

書店の柱まわりに陳列されている流行りの本

課題本として紹介されなければ

出会っていなかったと

読書会に感謝ー