ローカル

時をかけるゆとり

P,256  「ぎゃー!!」

直木賞をもぎとった語彙力を駆使して

その時の気持ちを的確に表現

ーーー直木賞で浮かれていたら(男性作家としては史上最年少)尻が爆発するより

ゆとり世代からZ世代へ

ちょうど移り変わる

同年代の参加者からは 

次々に共感がー

「学生時代 自分にもあったなぁと 

 一緒に笑える」

P,242- 自分の文章に酔ってない⁈

「自分が酔っているのはわかっていて 

それを俯瞰的に見ていて 

受け入れているところに好感が持てる」

「斜に構えたような スかした感じが

うん わかるわかる… 感じかなぁ」

では この素敵な世代の親たちはどうか?

P,128- 母親がいろいろと間違う

歳を重ねるごとに 女性はおもしろくなってゆく…

おかんはいつの時代も愛すべきかな

「そう 歳を重ねるにつれて

 〇〇やったつもり 

 〇〇したはずなのに 」

「そうなってない…」

おかん世代の自分にも

ツッコミ入れつつ

その観察力に 感心頻り

Screenshot

カフネ

県立音楽堂 ーーー いつものカフェにて

P265「みんないなくなっちゃう」

不覚にも涙がポロポロポロ…

最後のクライマックス

電柱でせつなが佇んでいる

ーーー 涙が止まらない

主人公せつなと 

推しの

伝説の家政婦タサン志麻さんが重なりあう

シックな本のジャケットに

2025年 本屋大賞受賞 32万部突破

蛍光色の帯の キャッチコピーが踊る

書店の柱まわりに陳列されている流行りの本

課題本として紹介されなければ

出会っていなかったと

読書会に感謝ー

スピーカー I

アンプ : マッキントッシュ MA-8950

スピーカー : 英 タンノイ社 オートグラフ

CD : マランツ

クラシックの殿堂に流れる

Majestic Rose

六弦 フラットレスベースの音色



本日のスペシャルティ


タンザニア ケント種

ナチュラル製法の豆が

しっかりと

パイナップル マンゴー ブラウンシュガー

のフレーバーを醸しだす

金沢駅

もてなしドームを賑見下ろしながら

次の課題図書を開く

珈琲の椅子

麻袋のこれって 椅子⁇」

店主

『焙煎がうまくいかなかったやつや

使わなかった豆が入ってますね』

『おばぁちゃんが畑の肥料に欲しいってゆーとるんですけど…』

常連客

「納屋ってゆーのがまた味があっていぃねぇー」

笠間小学校で使われていた梁

壁 ー 入口 ー ベンチ

色合いは 焙煎の炎をイメージ

築四十数年の納屋を手造りで改装

空間いっぱいに広がるコーヒーの香り

工房での至極の一杯

新天地

「入れますか?一人です・・・」

先客達の青い目が一斉にこちらに。
カウターだけの店内はほぼ貸し切り状態、聞けばドイツからの観光客。
日本に二週間の予定で先ほど札幌から金沢に立ち寄ったらしい。

「宣伝は?外国人対策は?」マスターにたて続けに質問したが、
Instagram、TwitterX、Facebook等一通りのリンクをしているだけ。
海外から来たお客はそれぞれの国言語のSNSを自ら検索して
ここにたどり着く。

「時代はかわったねぇ」
この道30年のマスターに話しかける。
「今から40年前、初めてこの界隈に来た時は
おねーさん達を案内するおばさん達が立っていったっけ。」

しみじみと

自家製 くろもじのジンを もう一杯

お蚕の音

「あたしらの小さい頃は、この辺りコーン カーン コンコンカンカンってゆーてねぇ
そこらじゅうから聞こえてきたもんですよ」



地元ボランテイァのおばぁちゃんいわく
瓦の型に土を詰めてハンマーで叩く音。

戦後このエリアでは、農産物と瓦の製造、
それが下火になると次に蚕を育て桑を植え、
それもだめになっていくとたばこの栽培も。
稲刈りがおわるとみな出稼ぎへでたと言う。

作品からはお蚕さまの活動音、
かつての道具、音、風土。先人たちの営みを深く妄想。

作品となった倉庫は雪の重みに耐えられようにアーチ型の梁がめぐらされ、
それらがまるで額のようにになり、
中央に抜けた空間は 自然が作り出す絵画となる。

春夏秋冬 少しづつ変化していくだろう絵を
できるだけ長く鑑賞していたい。

SUNSET at CCZ

日本海側にはSUNSETと付くビーチが数多くある。

高速道路のパーキングから、直接おりて海に入れるエリア。

売店の横に設置された水シャワー。ひと昔前は浜茶屋もあったっけ。

目一杯照り続けた太陽が火照りを冷ますように地平線へ。

貨物船がそれを見届けるように横切る。