MUSIC 

KANAZAWA LOVERS ROCK

「レゲエですかぁー レコードとか円盤まわすやつ⁉」

とある立飲屋で 隣同志になり 杯をかわした輩から誘われて

場所は 兼六園の茶店通り 蓬菜堂

「ぁあー、 おだんごとか食べて休むところ⁈,,,」

「早い時間から始めて 最初は音量を控えめにやるんでーー♪」

2Fへ上がっていくと

なんとも言えない重低音が🎵

店の木の壁がかすかに揺れる

ライトアップされた金沢城

その下を抜けるように帰路につく観光客

『Totalize Rockers Sound System !』

名古屋から持ち込まれたスピーカー

心地よいサウンドに身を任せ

ナチュラルワインに酔ふ

水環琴 の音

『秋霖のしらべ』

創作楽器 隠音(なばりの音)から

荘厳な音が 響きわたり

しゅうりんの演奏がはじまる

みなわのこと の音

それは 水の流れを模した擬音楽器

川の流れ

さざ波

雨の雫

葉から落ちる露

からだは

深海へと引き込まれるように

瞑想状態へと入ってゆく

時折 目を閉じながら

自然が織りなす あらゆる音を

喚起 こころみる

六弦 フレットレスベースII

推定樹齢 五百五十年以上

市指定保存樹林の御神木に迎えられ

お祓いの後 

神さまの前でお社の中にて演奏スタート

「オープンマインド!」

「エレキベースのソロは

歌詞も歌もなくて ただ演奏だけなんですけど…」

「音楽は ルールとか知識が必要なのでははないかと考える方がいらっしゃると思いますが」

「誰でも自分が生きてきた経験 思い出 風景があって 

それを基に 聴いた音 素直に感じとっていただければうれしいです…」

曲がすすむなか

次の音はこうくるかなと思う中

予想とは

まるで違う方向の旋律へと持っていかれる

それは

やがて心地よい響となる

まるで一つの絵画や彫刻を仕上げるように

スピーカー I

アンプ : マッキントッシュ MA-8950

スピーカー : 英 タンノイ社 オートグラフ

CD : マランツ

クラシックの殿堂に流れる

Majestic Rose

六弦 フラットレスベースの音色



本日のスペシャルティ


タンザニア ケント種

ナチュラル製法の豆が

しっかりと

パイナップル マンゴー ブラウンシュガー

のフレーバーを醸しだす

金沢駅

もてなしドームを賑見下ろしながら

次の課題図書を開く

六弦フレットレス・ベース

それはまるで 絵を描くように 音を紡ぐ

演奏と演奏の間

「主役は 演奏者ではなく それを聴いてくださる方々で

 演奏は65%ぐらい 35%は持って帰っていただいて…」

オリジナルのインストメンタル

 歌詞や言葉もない ピアノやドラムといった楽器達もない

  ソロ演奏のイメージもメッセージもとくにないという

「個々のイメージ 今まで持っていた情景おもいを 掘り起こしてほしい」

「演奏はそれを手伝うための手段・・・」

6弦ベースのソロ

       楽器一本が奏でる妙技


           能にも似た世界 幽玄の世界